歯周病・歯石

歯周病は、口のトラブルでよく遭遇する病気です。2歳以上のイヌ・ネコでは、およそ80%の子たちが何らかの歯周病があるといわれています。

また、歯石はそれ自体が悪さをするわけではありませんが、歯周病発症の要因となる歯垢の付着させるため、悪化要因の一つと言えます。

歯周病の診断方法の一つにレントゲン検査があげられます。通常のレントゲンでは評価しにくい歯の根っこ部分は、麻酔下で歯科専用のレントゲンを用いて検査を行うことができます。

上の写真は通常のレントゲンで撮影した写真で、下の写真は歯科用レントゲンで撮影したものです。上の写真では犬歯(牙の部分)の根っこ付近の評価が難しいですが、下の写真では根っこ付近の骨が吸収され黒く変化しているのが分かります。

見た目では明らかな変化はなくても、実は歯周病が進行しているケースがあります。

歯石や歯のぐらつきなど、ワンちゃん・ネコちゃんのお口のトラブルでお困りのことがある際には一度ご相談にいらしてください。

前の記事

腸重積

次の記事

胆嚢破裂