腹腔鏡による避妊手術

一生に一回の手術だから動物に優しい医療を

腹腔鏡を用いた避妊手術は5mm-10mmの小さい傷3箇所で手術を行うことができます。
お腹を大きく切開する従来の方法と比較して「傷口が小さい」「痛みが少ない」「回復が早い」というメリットがあります。

手術中の様子
術後

写真のように傷が小さくて済みます。痛みが少ないため動物の回復も早く、身体への負担が少ないことが特徴です。
当院では動物に優しい腹腔鏡手術をお勧めしています。

膀胱鏡を用いた膀胱結石摘出術

膀胱鏡を用いた膀胱結石摘出術では10mmの小さな傷1-2箇所で手術を行うことができます。
従来の方法と比較して傷がとても小さいため、術後の痛みや違和感が少なく、回復も早いことが特徴です。

手術中の様子①
手術中の様子②
術後写真(猫)
術後写真(犬)

写真のように鮮明な画像で膀胱内を可視化できることから微少な結石まで取り除くことができます。
多くの患者さんが一泊の入院あるいは日帰り手術での実施が可能です。結石手術でお悩みの際はぜひお気軽にご相談ください。

内視鏡によるお腹を切らない異物摘出術

おもちゃを誤って飲み込んでしまった。大きさや形状によっては消化管を閉塞させる恐れがあり、もし閉塞してしまった場合はお腹を切って摘出する必要があります。
上部消化管における内視鏡による異物摘出術ではお腹を切らずに摘出することが可能です。
※すべての症例が内視鏡による摘出術の適応となるわけではありません。

内視鏡による異物摘出
摘出した異物

腹腔鏡による腹腔内精巣摘出(潜在精巣)

潜在精巣(精巣が腹腔内に停留している状態)は後々腫瘍化するリスクが高いため、摘出が推奨されています。
腹腔鏡による腹腔内精巣摘出術は傷口が小さく痛みが少ないなど低侵襲であることに加えて、カメラで鮮明な画像が得られることから細かい臓器を確認できることもメリットです。

片側潜在精巣 術後写真(猫)
片側潜在精巣 術後写真(犬)