前十字靭帯断裂 / TPLO(脛骨高平部水平化骨切り術)

症例画像1
症例画像1

前十字靭帯断裂は後肢の跛行(歩様の異常)の原因のひとつであり、不可逆的かつ進行性の病気です。
適切な治療を実施せず放置すると、半月板の損傷や関節炎が進行し、重症化します。
治療法として当院ではTPLO(脛骨高平部水平化骨切り術)とラテラル・スーチャー(関節外制動法)を実施しています。
近年の報告では、TPLOは関節外法よりも術後早期の回復が得られ、その後の経過も良好であることから当院では TPLOの実施をお勧めしています。また、早期の機能回復は反対側に対する過剰な負荷を防止することもメリットです。
前十字靭帯断裂の治療法についてお悩みの方はぜひご相談ください。

追記:
お問い合わせいただいた件について

TPLO法で治療した場合の費用は?

5kg〜10kgのワンちゃんの場合、手術・麻酔代、入院(5-7日程度)費で40-45万円となります。
入院期間や併発疾患の有無(例えば膝蓋骨内方脱臼を同時に治療する場合など)によって料金は異なるため、詳細はお問い合わせください。

TPLO法の疼痛は?(痛くないのでしょうか?)

当院では整形外科手術の際に複数の方法組み合わせて疼痛緩和を行います。具体的には通常の疼痛管理法に加えて、神経ブロックや強オピオイドを用いることで強力に疼痛を抑え、動物に優しい医療を目指しております。

前の記事

軟部組織肉腫

次の記事

眼瞼腫瘍